-------------- コラム --------------

ベトナム人に人気の洗剤ブランドについて

今回は、ベトナムの粉末/液体洗剤ブランドの選好について、ベトナム全土の16〜49歳のベトナム人女性600名を対象に調査を行いました。ベトナム人の潜在ブランドの好むの地域毎の違いや購買決定要因について分析したいと思います。

ベトナム人の洗濯習慣

ベトナム人の洗濯習慣


65%のベトナム人が毎日洗濯をし、多くは洗濯機を使用しています。しかし、手洗をする、または洗濯機を利用する前に手洗をするという人が42%程居ます。潜在についてあh粉末潜在の方が人気となっています。

ベトナム人の洗濯習慣

オモ(Omo)は、ベトナムで最もよく使用されている製品


ベトナムの粉末洗剤の市場は長い間、ユニリーバとP&Gでの共闘が中心でした。2012年以降様々なブランドが市場に進出し、競争が活発化しています。


ユニリーバのオモは長い販売経験による大きなブランド浸透が成されているため、他の競合他社に比べても、まだ圧倒的に市場を支配しています。回答者の83%が、少なくとも一度はオモを使用したことがあるようです。ユニリーバの他のブランドであるサーフ(Surf)やヴィソ(Viso)も人気の高い商品です。


P&Gのタイド(Tide)及びアリエル(Ariel)はそれぞれランキングの2位と3位を占めています。アバ(Aba)やリックス(Lix)などの国内ブランドも販売時期は遅いにも関わらず、ある程度の指示を集めています。

ベトナム人の洗濯習慣

一方、現状利用している商品となると競合状態が多少異なります。回答シェアの1位はまだオモで、60%の市場シェアを占めています。次に続くのはアリエルで、12%の回答者が選択しています。続いて、ビエットコス(Vietcos)のアバ(7%)などの国内ブランドが続きますが、これらは割とこう所得者向けの商品と考えられています。一方で、次に続くタイド、サーフ、リックスとヴィソ等はより低い所得のある消費者セグメントを目指しているようです。

ベトナム人の洗濯習慣

地域別では北部、中部と南部でブランドシェアは異なります。オモのブランド力は高く、全ての地域でよく使用されています。一方で、アリエルは、北部(20%)と南部(9%)でより高い市場シェアを占めています。更に、北部では日本商品の人気も一部で高まっており、現在3%の市場シェアを占めています。

ベトナム人の洗濯習慣

消費者への影響力ではTVCFが強力


27%の消費者が同じブランドをずっと使い続けている一方で、33%の回答者はテレビコマーシャルに影響を受けて新規商品を試したくなったと回答しています。各社テレビCFに多くのお金をかけてシェアの奪い合いをしているのが現状です。


27%の消費者が同じブランドをずっと使い続けている一方で、33%の回答者はテレビコマーシャルに影響を受けて新規商品を試したくなったと回答しています。各社テレビCFに多くのお金をかけてシェアの奪い合いをしているのが現状です。

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