ベトナム女子のFacebookを使った
オンライン販売について

Facebookはベトナム人にとって必要不可欠なツールですが、コミュニケーションとしてだけではなく、商品売買の為のツールとしても使われ始めています。特に若者たちの間で、自分たちでFacebook上にページを立ち上げてオンラインショッピングを始める人たちが増えてきています。彼らがどのようにFacebook上でビジネスをしているのか僕の友達の25歳の女性を例に取り上げてみたいと思います。

僕の友達Hienは１年ほど女性向けのファッション製品を取り扱っているページを運営しています。彼女は年に３回程タイに買い付けに出かけて、それらをオンライン上で販売しています。ベトナムでは「Made in China」はあまり良い印象がなく「Made in Thailand」はファッション性が高く品質が良い証拠として認識されているので、ファッション好きな女性から人気を集めています。

彼女は普段はウェブデザイナーとして働いており、業務時間後や週末にこのオンラインショッピングの仕事を行っています。商品の宣伝から顧客対応、商品の配送までを自分たちで行っています。

ページの更新がやはり一番大切な作業で、Hienの場合は友達に無料でモデルになってもらい商品を宣伝しています。 ページの更新は一日２〜３回程度行っています。商品の写真には価格と連絡先が明記されており、これを見た人たちがFacebookメッセンジャーや電話で商品をオーダーします。

ページの宣伝に関して彼女はFacebook広告を利用しています。大体売上の10%程度を広告にあてており、主に20-27歳のHCM在住の女性をターゲットに広告設定をしているようです。最近では口コミでのLikeも増えてきてみたいです。

商品の購入希望者には場所が近ければ自分で手渡し、遠い場合は配送サービスを使って商品を届けます。手渡しの場合はその場で料金を改修、配送の場合は事前にお金を振り込んでもらってから配送しています。配送料金は大体20,000-30,000ドン（100円〜200円）なのですが、購入者の追加料金としてチャージしています。

彼女はOLですが大学生などでも同じようなことをしている人は多いです。商品以外のコストがかからず、Facebookでの波及効果もあるので多くの人が小遣い稼ぎにFacebookでのオンラインショッピンを行い始めているようです。Facebook好きなベトナム人ならではの商売方法かもしれません。